出場校紹介【大分(女子)】

福徳学院高等学校

部の特色

女子テニス部の部員は女子11名(3年3名、2年3名、1年5名)と少ないながらも、福岡や愛知など、県外からも生徒が集まるようになった。設備としてはオムニコート3面、クレーコート2面あり、ナイター設備も完備している。生徒は、テニスコートまでの往復6キロの道のりを走って移動し、練習を行っている。「日々努力」「日々成長」「日々感謝」の気持ちで、チームメイトと切磋琢磨し、常に自分を振り返り、現状に満足することなくさらなる高みを目指すことを心がけている。週末は、九州内をはじめ、四国・関西などにも遠征に行き、全国レベルの高校生や大学生とも対抗戦を行うことで、技術だけでなく経験も積み重ねてきた。また3年生は2学期より大分県テニス協会主催ジュニアテニススクールに指導者として参加している。この事業は、県内のテニスの普及・強化を目的として9年前にスタートしたもので、生徒は引退後も指導者としてジュニア育成に携わっている。
今年の8月、部員の1名が卵巣がんと診断された。突然のことで家族はもちろんだが本人が一番の悲しみや苦しみを感じたと思う。そこから治療に専念し、手術も無事に終えたが、術後は抗がん剤治療を行うことになり、一時はテニスや学校生活に戻れるということすら考えられなかった。しかし、懸命なリハビリと本人の強い意志により、無事治療を終えることができた。他の部員や指導者の立場としては、ただただ一緒にテニスができることを願うだけであったが、本人が戻ってきてくれたことにより、一緒にテニスができる喜びやチームとしての一体感など更に増したように思う。予選には出場することが出来なかったが、県大会では優勝し、九州地区予選にも7名での出場となったが、9位という結果を勝ち取った。是非とも3月の全国選抜高校テニス大会には8名全員揃っての出場を果たし、努力の成果とチームワークをもって全国に挑戦したいと強く願っている。

 

 

抱負

日々努力 日々成長 日々感謝の言葉を胸にベスト8以上を目指します