「大正製薬リポビタン第46回全国選抜高校テニス大会」個人戦 に優勝し、スペシャルパートナーウイルソン アメアスポーツジャパン様から、USオープンJr.予選のワイルドカードを贈られた、男子 個人戦優勝:浅田紘輔(あさだ こうすけ)選手(宮崎県立佐土原高等学校)と女子 個人戦優勝:千葉 陽葵(ちば ひなた)選手(大商学園高等学校)の今回の挑戦を振り返る。
8/26選手団は羽田空港からニューヨークに向けて出発を前に、選手団のニューヨーク往復航空券をご提供下さった、シルバーパートナーの日本航空様からの温かな激励メッセージを頂きニューヨークに出発。
8/27ニューヨークで、現地の選手とテニスクラブで練習開始。
MAXIMUMテニスクラブでは、関係者の方々に手厚い歓迎とサポートを受け、アットホームな雰囲気の中で練習できたことで、選手達もリラックスしてテニスに集中することが出来て、良い感じで試合に向けて調整できたと語った。
8/28サインイン無事に完了後、試合会場に移動し、選手たち自ら、積極的に会場にいた選手に声をかけ、練習相手を見つけ公式練習開始。
21時過ぎに、ドローが発表され、明日の対戦相手が決定。
浅田選手は、「自分のできることを最大限に発揮し、最後まで諦めずに泥臭く戦い抜きたい。」
千葉選手は、「相手に圧倒されずに自分のできることをしっかりして戦います。」と意気込みを語った。
8/29 予選1回戦
浅田選手は第9シードのイタリアの選手、千葉選手は第16シードのアメリカの選手との対戦。
浅田紘輔選手:予選1回戦では、第9シードのイタリア選手と対戦した。第1セットでは、相手の長身から繰り出される強烈なフォアハンドとサービスに苦しみ、序盤で2ブレークを許して2-5とリードを奪われた。しかし、徐々にラリーのペースを掴み、ブレークに成功して4-5まで追い上げたが、最終的に4-6でセットを落とした。第2セットでは、サーブレシーブで劣勢にならなければストローク戦ではリードする場面もあったが、サービスの差で1ブレークを許し、4-6で敗れた。
試合を通じて、ミスは少なく自分の出来る事は、しっかりと出来たが、上から叩くフォアハンドやサービスの精度が不足していた点が、相手選手との差となったと感じた。しかし、これまで練習で積み上げてきたストロークが、グランドスラムの舞台でも通用することを実感できたのは、大きな自信となった。また、多くの方々が応援に駆けつけてくださり、海外での試合とは思えないほどのホームのような雰囲気でプレー出来たことに深く感謝している。このような大きな舞台で試合をする貴重な経験を得たことに感謝し、今後もテニスに真摯に向き合っていきたいと語った。【結果】3-6,4-6
千葉陽葵選手:予選1回戦、第16シードのアメリカの選手と対戦し、6ー2.1ー6.9ー11で負けました。ファーストセットは、自分から展開をつくり、最終的には自分の得意なフォアの逆クロスでのエースでポイントを取る形ができ、相手のミスも時々あり、セットをとることが出来た。
セカンドセットに入り、相手のミスが少なくなり、自分も守りのテニスに入り、最後は自分のミスが増えて、ポイント取られる形でセカンドセットは取られた。
ファイナルセットでは、粘り強くラリーをしてポイントを重ね、9ー7でマッチポイントもあった。だが相手も振り切って打ってきて、自分がそれに対応できず、最終的には逆転され9ー11という結界で負けてしまった。
試合中、応援の声が聞こえ、励みにもなり頑張ろうと思えた。
そして、グランドスラムでも自分のテニスは通用するという事が実感できたので、これから課題であるサーブなどを練習し、この経験を生かしていきたい。
そして、このような機会を与えてくださったことに感謝をして、これからも頑張りますと語った。【結果】6-2,1-6,9-11
笹井伸郎 監督は、2人とも、本当によく打ち、よく粘り、最後まで心ブレずに、諦めずに戦い抜いてくれたが、あと一歩のところで惜敗した。しかし今自分の持っている力は出し切ってくれたと思う。日本から、また現地でお世話になった方々から応援して頂いている事をしっかり胸に受け止め、それを力に変えて本当によく頑張ってくれた。悔いは残っているかもしれないが、その気持ちは、今後の成長に必ず生かされると確信している。2人には、まだまだ伸び代があります。この大舞台での経験を更なる飛躍に繋げてほしい。お疲れ様でした。そして、有難う!と語った。
松村道則 団長は、両選手、各々の持ち味は発揮できていた。長いラリー戦に持ち込み流れをつくり、打ち込まれても食い下がる粘り強さなど、高校テニスらしさも発揮して互角に戦ってくれた。
また、お世話になったMAXIMUMテニスクラブ関係者の日本人の方々が、応援に駆けつけてくださったが、応援をしてもらう選手として、礼節ある振る舞いも出来ていた。
また不慣れな海外での積極的なコミュニケーション力にも感心した。
両選手に帯同して、私の遠征テーマでもあった部活動文化がしっかり通用した部分が多くあったと感じさせてもらった。
ここで勝ち上がることは簡単なことではないが、通用する部分は大いにあると感じた。今後、この機会を与えられた選手達が勝ち上がっていける糧にしたいと思うと今回の挑戦の感想を語った。
浅田選手・千葉選手、今回の経験を活かし、これからも頑張ってください!
(選手団)
千葉陽葵選手(女子/大商学園高等学校)
浅田紘輔選手(男子/宮崎県立佐土原高等学校)
全国選抜高校テニス大会 USオープンJr.選手派遣団
松村 道則 団長
笹井 伸郎 監督(大商学園高等学校)
アメアスポーツジャパン株式会社 上田篤氏